【個別銘柄】富山化、富士フ、ビオフェ、伊藤ハム、キッコマ、ミサワ

13日午前の日本株市場における主な材料 銘柄の動きは次の通り。

富山化学工業(4518)、富士フイルムホールディングス(4901):富山化 は16%高の731円でストップ高買い気配。13日付の日経新聞朝刊は、富士フ が富山化を買収すると報じた。潤沢な資金を持つ富士フの傘下に入れば開発力 が一層向上し、存在価値が高まるとみられた。富士フの午前終値は1.5%安の 3890円。

ビオフェルミン製薬(4517):14%高の3350円でストップ高買い気配。 大衆薬国内最大手の大正製薬が同社の子会社化を目指して1株あたり3620円 で株式公開買い付け(TOB)を開始した。TOB価格は12日終値の2950円 より23%高いため、市場で新たに同社株を買い付けても投資収益が得られる とみた向きから買いが集まった。

伊藤ハム(2284):一時8.7%高の576円と急騰。ハムの値上げや費用削 減効果など理由に今期(08年3月期)の業績予想を上方修正した。増配も決 めたことで、好業績とそれを裏づけとした株主還元策が評価された。

キッコーマン(2801):一時13%高の1362円と急騰。欧州など海外でし ょうゆ事業が伸びたほか、国内でもつゆなどの調味料が好調に推移し、07年 4-12月期の連結営業利益は前年同期比2けた増となった。通期予想に対す る進ちょく率も高く、好業績を評価した買いが入った。

ミサワホーム(1722):一時7.1%高の750円と大幅反発。1月のモデル ルームへの来場者数が4割伸びた上、顧客との交渉も順調なことが12日に明 らかになり、来期(09年3月期)業績の回復期待が高まった。13日付の日経 新聞朝刊で木造2階建て住宅の耐震基準義務付けが先送りされる見通しと伝え られ、住宅建築の落ち込み懸念も後退した。

横河ブリッジホールディングス(5911):一時15%高の453円と大幅反 発。07年4-12月期の連結純損益は16億1100万円の赤字と、前年同期(21 億2200万円の赤字)から赤字幅が縮小した。通期予想は5億円の黒字。主力 の橋梁事業の総発注量は期初予想通り推移。受注単価も回復傾向にあるという。

セントラル硝子(4044):一時21%高の432円と大幅反発。原料高や改 正建築基準法のあおりを受けて、同社の事業環境は厳しさ増している。にもか かわらず12日公表の2007年4-12月期(9カ月累計)業績が市場予想を上 回ったほか、今期(08年3月期)の業績予想も据え置かれたため減額修正を 見越して同社株を売っていた向きから買い戻しが入ったようだ。

ユナイテッドアローズ(7606):一時14%高の824円とストップ高。07 年4-12月期の連結純利益は前年同期比26%増の41億4400万円となった。 営業用の土地や建物の一部を売却し、売却益を特別利益に計上した。今後の機 動的な出店戦略のためという。

パイロットコーポレーション(7846):一時13%高の20万2000円と8 営業日ぶり大幅反発。前期(07年12月期)の連結営業利益は前の期比23%増 の76億9200万円になったようだと発表した。従来予想は70億円。主力のボ ールペンの売り上げが好調だった上、為替の影響が収益を押し上げた。

島津製作所(7701):12%高の959円とストップ高。07年4-12月期の 連結営業利益は前年同期比16%増の177億2000万円となった。欧州やアジア 向けに計測機器などが好調に推移した。

タカラレーベン(8897):一時13%高の606円と6日ぶり大幅反発。07 年4-12月期の連結純利益は前年同期比24%減の20億9600万円。短信によ ると計画を上回って推移している上、第4四半期には大型物件の引渡しを計画 しているという。

ニホンフラッシュ(7820):東証2部市場に新規株式公開(IPO)した。 午前10時ごろ形成した初値は740円で、公開価格に対して7.5%安となった。 中小型株式市場迷するなかでは投資資金が向かいにくいようだ。同社は今年2 番目のIPO。午前終値は690円。

ミツバ(7280):一時19%安の432円とストップ安。今期(08年3月 期)の連結純利益予想を25億円から7億円に大幅下方修正した。原油価格の 高騰による原材料費の上昇や海外拠点での法人税負担などが影響した。

MUTOHホールディングス(7999):一時17%安の388円とストップ 安。大判インクジェットプリンタなどが好調に推移し、07年4-12月期の連 結営業利益は前年同期比2倍の30億8900万円となった。通期予想(36億 円)に対する進ちょく率は86%に達しが、予想を変更しなかったため、失望 売りが先行した。

オークネット(9669):14%安の1232円と6営業日続落。今期(08年12 月期)の連結純利益は前期比5.1%減の9億5000万円の見通しと発表した。 会計処理の変更に伴い、過去分の役員退職慰労金の引当を特別損失に計上する。

ソフトブレーン(4779):13%安の6980円とストップ安。前期(07年12 月期)の連結営業利益は3億6300万円となったようだと発表した。従来予想 は5億円。当期に見込んでいた売り上げの一部が翌期にずれこんだ。

ラウンドワン(4680):一時15%安の10万2000円と5営業日続落。J Pモルガン証券は12日、投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に、 目標株価を31万9000円から19万6000円に引き下げた。

大日本スクリーン製造(7735):一時15%安の417円と急落。07年4- 12月期の連結営業利益は前年同期比44%減の117億3700万円となった。液晶 ディスプレーの在庫調整や価格下落によるメーカーの設備投資抑制の影響を受 けた。

ブリヂストン(5108):前日終値1700円を挟んでもみあい。石油輸送用 のマリンホース販売をめぐる独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会などの調 査を受けている問題で、新たに海外エージェントに不適切な金銭を支払ってい たことが明らかになった。ただ昨年5月から調査を受けていることが知られて いるうえ、マリンホース事業からは撤退を表明している。

タカラトミー(7867):一時12%安の671円と急落。子会社のユージン (7828)の今期(08年3月期)の営業損益は2億8900万円の赤字に転落する 見通しと発表。従来予想は4億9500万円の黒字だった。下期に売上増加を見 込んでいたが、期待外れとなったほか、コンビニエンスストア向け商品の人気 一巡も影響した。タカラトミーの連結業績に対する影響は精査中で、変更が生 じた場合は開示するという。

セガサミーホールディングス(6460):一時8.8%安の832円と3営業日 続落。前週末8日に4-12月期連結純損益は158億円の赤字に転落したと発 表した。前年同期は494億円の黒字。業績悪化を嫌気した売りが続いている。

大和ハウス工業(1925):一時10%安の1095円と連日で昨年来安値を更 新。前日は14%安の1211円のストップ安比例配分で終えていた。分譲マンシ ョン販売が不振な上、一部開発案件の凍結に伴う特別損失の計上もあり、8日 に今期(08年3月期)の業績予想を下方修正。連結純利益は一転して減益に 落ち込む見通しとなった。クレディ・スイス証券や新光証券が投資判断を引き 下げ、一段安に。

ゲオ(2681):17%安の9万9000円でストップ安売り気配。前日は14% 安の11万9000円とストップ安比例配分だった。ゲームソフトのタイトル数不 足により、年末年始の販売が大きく落ち込んだ上、レンタルDVDの事業戦略 も見誤ったことから、8日に今期(08年3月期)の業績予想を大幅に下方修 正した。修正数字がアナリスト予想の平均を大きく下回ったため、ろうばい売 りが続いている。