古河電工株が安値更新、軽金属と情報通信が不振-利益見通し下方修正

古河電気工業の株価が大幅に5日続落。前 週末比31円(8.1%)安の353円まで下げ、1月23日に付けた昨年来安値(363 円)を更新した。半導体製造装置などの需要低迷に伴いアルミ厚板など軽金属部 門が落ち込んでいるほか、光部品の低迷で情報通信部門も振るわず、8日に今期 (2008年3月期)の利益計画を下方修正した。収益環境の厳しさが意識され、 売りに押されている。

今通期の連結業績は、売上高が前期比5.0%増の1兆1600億円と従来計画 通り増収を確保する見通しだが、営業利益は同12%減の470億円(従来予想は 510億円)、純利益は同41%減の175億円(同200億円)と2けたの減益を見込 む。子会社の古河スカイを中心にアルミなどを手掛ける軽金属部門が、半導体製 造装置メーカーの需要低迷のあおりを受けるほか、前期に好調だった光ファイバ ーなど情報通信部門の収益も需要一巡で低迷することが響く。

UBS証券の山口敦アナリストは、「軽金属の低迷は他事業の伸びで吸収さ れると見ていたが、一部製品での需要減退、原燃料費上昇などの影響もあり予想 外に低調だった」ことがネガティブな印象と、8日付の投資家向けリポートで述 べている。

山口氏は、2010年3月期までの中期経営計画で収益ドライバーの中核と位 置付けていた軽金属事業について、09年3月期には設備集約などが一巡し「投 資効果が浸透すると見られるが、現段階ではその勢いは見られない」とし、中計 で目標とする08年度営業益620億円の達成は厳しくなったとの見方を示す。