アジア株:金融株が下落、信用市場の損失拡大懸念で-ミレアなど安い

12日のアジア株式市場では、金融株が下 落。信用市場の損失拡大懸念を背景に、日本の保険銘柄が下げを主導している。 一方、金属相場上昇を受け、オーストラリアのBHPビリトンやジニフェック スなど鉱山株は高い。

ミレアホールディングスと三井住友海上火災保険の国内損保大手2社が安 い。保険最大手の米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が 一部保有資産の価値減少を過小に評価していた可能性があると、同社の監査法 人が明らかにしたことが響いた。アシックスは業績見通しを下方修正したこと が嫌気され、200円の値幅制限いっぱい下げて15%安。銅相場が3カ月ぶり の高値に上昇したことから、BHPは値上がりしている。

LGTキャピタル・マネジメントの主任グローバルストラテジスト、ビー ト・レンハー氏(シンガポール在勤)は「信用危機の余波が企業のバランスシ ート上に表れるとみられ、保険株は明らかに影響を受けるだろう」と指摘。 「好機があることから、引き続き資源やエネルギー関連部門を選好する」と述 べた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午前11時54分現在、前日比

0.2%高の139.48。一時は0.4%下げる場面もあった。日経平均株価は前営 業日比0.1%高の1万3032円25銭。前日は休場だった。香港のハンセン指 数も4営業日ぶりに反発している。