米、ボーイング元社員らをスパイ容疑で逮捕-中国に軍事機密情報流す

米司法当局は11日、航空機・防衛機器大 手の米ボーイングの元技術者と米国防総省の分析官が、軍事上の機密情報を中 国政府に流した容疑で、それぞれ別々に逮捕されたことを明らかにした。

逮捕されたボーイングの元技術者、グレッグ・チュン被告(72)は、中国 政府に渡す目的で、スペースシャトルやC17軍用輸送機、デルタ4型ロケット など航空宇宙プログラムに関連する機密情報を盗んだとし、カリフォルニア州 で先週、経済スパイ罪で起訴されている。

一方、国防総省職員のグレッグ・ウィリアム・バーガーセン被告(51)は バージニア州で11日、機密文書をある実業家に渡し、それが結果的に中国側 に流れたとして起訴された。同計画に加わったとされる中国系米国人クオ・タ イシェン被告(58)と中国人カン・ユーシン被告(33)も起訴されている。検 察当局によれば、対象となった機密文書の大半は米国から台湾への武器売却に 関する資料だったという。

ボーイングの広報担当者、ダン・ベック氏は「ボーイングは今回の調査の 対象ではなく、当社は政府による調査に協力している」と語った。