米GM:10-12月期は赤字、海外部門は好調-通期赤字は過去最大

自動車大手の米ゼネラル・モーターズ (GM)が発表した2007年10-12月(第4四半期)決算は損益が赤字とな った。売上高は北米で減少した一方、海外では増加した。

一時費用を除くベースでは損益が黒字になったため、株価は一時2.6%上 昇した。同費用を含むベースでは7億2200万ドルの純損失。前年同期は純利 益が9億5000万ドルだった。

決算内容は海外売上高の比率を高め、米国内のコストを削減するというリ ック・ワゴナー最高経営責任者(CEO)の目標達成に向かっていることを 示している。同社は米国での低賃金労働者の雇用を加速させるため、早期退職 をさらに勧奨する方針を示した。米国の自動車販売は今年、業界全体で10年 ぶりの水準に減少するとみられている。

モルガン・キーガンの債券アナリスト、ピート・ヘースティングス氏は 「ワゴナーCEOの戦略は適切だが、その効果を景気が覆い隠している状態 だ」と指摘。7万4000人の全米自動車労組(UAW)組合員に対する早期退 職勧奨は「有意義な資金の使い方だ」と述べた。

純損失は1株当たりで1.28ドル。前年同期は1株当たり1.68ドルの黒 字だった。自動車の売上高は前年同期比7%増の467億ドル。

特別項目を除く四半期損益は4600万ドルの黒字、1株当たりでは8セン トの利益となった。同ベースでのアナリスト予想は64セントの赤字だった。 北米では一部コストを除き、11億ドルの赤字と、アナリスト予想の4億ドルの 赤字よりも赤字幅が大きかった。

GM株は前日比52セント安の26.60ドルで終えた。

2007年12月通期の損益は387億ドルと過去最大の赤字となった。06年に も19億8000万ドルの純損失(1株当たり3.50ドル)を計上しており、赤字は 3年連続。