クレディ・スイスの10-12月:72%減益-評価損13億フラン(2)

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スイス2位の銀行、クレディ・スイス・ グループが12日発表した2007年10-12月(第4四半期)決算は、前年同 期比で72%減益となった。レバレッジドローンなどに関連し13億スイス・フ ラン(約1260億円)の評価損を計上したことを受け、証券部門の利益が減少 したことが響いた。

発表資料によれば、純利益は13億3000万スイス・フラン(1株当たり

1.21フラン)となり、前年同期の46億7000万フラン(同4.12フラン)か ら減少。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト11人の予想中央値 (14億3000万フラン)も下回った。

クレディ・スイスの10-12月期の評価損が13億フランだったのに比べ、 スイスの銀行最大手UBSは140億ドル(約1兆5000億円)、ドイツの銀行 最大手、ドイツ銀行は4400万ユーロ(約68億円)だった。

ブレイディ・ドゥーガン最高経営責任者(CEO)は、価値が急落する前 にサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連証券の保有を縮小し ていた。世界の大手金融機関が抱えるこれら証券の評価損や損失は計1450億 ドルを超えている。

クレディ・スイスの第4四半期の収入は前年同期比13%減の94億フラン。 このうち投資銀行部門は、レバレッジドローンに加え、商業用不動産担保証券 (CMBS)や住宅ローン担保証券(RMBS)、債務担保証券(CDO)の 評価損で、同36%減の39億フランに落ち込んだ。同社は、「短期的」には 「信用市場の混乱が続く」との見通しを示した。

クレディ・スイスの株価は過去1年間に36%下落し、同社の時価総額は 652億フランに目減りした。

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