アジア外為:ユーロ上昇、ECB総裁の景気認識で-円ほぼ変わらず

週明けのアジア外為市場でユーロは、主要 16通貨中10通貨に対して上昇。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が「経 済ファンダメンタルズは健全」であり、利下げを求めている政策当局者は誰も いないと言明したことを受け、ユーロ買いが優勢になっている。

ユーロは対ドルで2営業日連続の上昇。先週は計2%下落していた。東京 で8年ぶりに開催された7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が共同声明 で、米国の住宅不況や金融市場の混乱に伴う成長悪化リスクに警戒感を表した こともユーロのプラス要因となっている。

フォーキャストの外為調査担当ディレクター、レイ・アトリル氏(シドニ ー在勤)は「ユーロは、トリシェ総裁のコメントを受けて上昇している」と指 摘した。東京と中国が祝日のため、売買高は通常より少ない。

シンガポール時間午前1時24分(日本時間同零時24分)現在、ユーロの 対円相場は1ユーロ=156円1銭と、ニューヨーク時間先週末の155円71銭か ら上昇。対ドルでも1ユーロ=1.4541ドルと、同1.4504ドルを上回っている。 円の対ドル相場は1ドル=107円31銭で、先週末とほぼ変わらず。