欧州株(11日):下落、景気減速懸念深まる-UBSなど金融株安い

欧州株式相場は下落。9日に東京で開かれ た7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で、金融市場の混乱で世界経済が 減速に向かうとの懸念が示されたほか、保険最大手アメリカン・インターナシ ョナル・グループ(AIG)がクレジット・デフォルトスワップ(CDS)の 会計処理で「重大なぜい弱性」が見つかったと開示したことが背景。

スイスの銀行大手UBSと、英保険大手アビバが下落。G7は金融機関の 評価損が4000億ドルに達するとの推計を明らかにした。ダウ欧州株価指数の保 険指数は2年半ぶりの低水準まで下げた。仏電気機器メーカーのルグランも安 い。UBSのアナリストがルグランの株式投資判断を引き下げたことが嫌気さ れた。

ダウ欧州株価指数は前週末比0.9%下げて312.59。ダウ欧州50種株価指数 は1%安、ダウ・ユーロ50種株価指数は0.6%下げた。

シュローダー・インベストメント・マネジメントのエグゼクティブディレ クター、アンディ・ブラフ氏(ロンドン在勤)は「不安の影が世界に忍び寄っ ている」と指摘。銀行にとっては「バランスシートにまだ秘密が隠されていな いかどうかが問題だ」と語った。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、アナリストらはダウ欧州株価 指数の構成企業の2008年増益率見通しを8.6%と、2週間前の10.3%から引き 下げた。

UBS、フォルティス

UBSは3.1%、アビバは4.9%それぞれ下げた。ダウ欧州株価指数の保険 指数は2.7%下げ、2005年9月22日以降の低水準となった。

ドイツの大手銀、コメルツ銀行は3.9%下落。ベルギーの金融大手フォル ティスも3.9%安。ドイツの保険会社、アリアンツは2.2%下げた。

ルグランは5.7%下落。UBSはルグランの株式投資判断を「中立」から 「売り」に下方修正した。法人顧客による投資縮小で減益となる見通しを理由 に挙げた。

仏銀ソシエテ・ジェネラルは4%安。同行は55億ユーロの増資として、1 株当たり47.5ユーロと、8日終値を39%下回る価格で新株を発行する。アナ リストは最大30%のディスカウントを予想していた。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前週末比76.30ポイント(1.3%)安の5707.70。FT オールシェア指数は同36.15ポイント(1.2%)下げて2920.45。

ドイツのDAX指数は同23.74ポイント(0.4%)安の6743.54。HDAX 指数は13.97ポイント(0.4%)低下し3433.04。

フランスのCAC40指数は同26.95ポイント(0.6%)下げ4682.70で終 了した。

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