トリシェECB総裁:「責務は物価安定」-利下げ観測をけん制・日経

11日付の日本経済新聞朝刊は、7カ国財 務相・中央銀行総裁会議(G7)に出席するため来日した欧州中央銀行(EC B)のトリシェ総裁が同紙などとのインタビューに応じ、中央銀行の責務は物 価安定だと語り、市場に根強い利下げ観測をけん制したと報じた。

同紙によると、トリシェ総裁は、ユーロ圏経済には市場の乱高下によって 非常に大きな不透明性があると指摘した。ただ、現在4%の政策金利が様々な 面から中期的な物価安定にふさわしいと述べ、米国などに追随する形での早期 利下げには否定的な考えを示した。

ECBは7日開いた定例政策委員会で、政策金利の据え置きを決めた。ト リシェ総裁は同日の記者会見で、経済成長見通しの不透明感に言及した。ユー ロ圏のインフレ率は1月に14年ぶりの高い伸びとなり、ECBの目標上限で ある2%を5カ月連続で上回っている。