日中財務相会談:日中財政対話を3月下旬に開催することで合意(4)

額賀福志郎財務相は10日午前、同省内で9 日に閉幕した7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の拡大会合に出席した中 国の謝財政相と会談し、日中財政対話の第2回会合を3月下旬に開催することで 合意した。また、中国製冷凍ギョーザによる食中毒事件の再発防止に向けて協力 することでも合意した。

会談後、額賀財務相は同省内で記者団に対し「前回会合で日本の税や関税の 仕組みなどお互いに意見交換して連携を保つことになっており、会談であらため て確認した」と述べたうえで、「日中財政対話を3月の下旬に開こうということ になった」ことを明らかにした。初会合は2006年3月に北京で開催されたため、 次回は東京で開かれる予定。

同省幹部によると、謝財政相は、同対話のテーマについて①日中双方の経済 状況や財務金融面での改革②国際経済の情勢をめぐる意見交換③地域の経済協 力-などを提案した。

また、ギョーザによる食中毒事件について、額賀財務相の側から「加速度的 に日中関係は好転しており、事件が障害になってはならない。お互いに事件の解 決と再発防止に努力しよう」と発言。これに対し、謝財政相は「協力し合って対 応することが大事だ」と答えたという。

両相が会談するのは昨年12月の日中ハイレベル経済対話以来、2回目。同 省幹部によると人民元については話し合われなかったという。

日本株投資には直接言及せず-日ロ財務相会談

これに先立って、額賀財務相はロシアのクドリン財務相とも初めて会談した。 毎日新聞によるとクドリン財務相は9日の記者会見で、ロシアの政府系ファンド 「国民福祉年金」が、将来日本企業の株式などへの投資を検討する方針を明らか にした。しかし、この日の会談で具体的な言及はなかった。

額賀財務相は会談の内容について、クドリン財務相の側から「ロシアはいろ いろな投資対象を拡大したい、そのなかで日本の市場も入っている」との発言が あったと説明。日本としても民間企業が注目しているロシアとの経済・金融関係 の拡大に力を注いでいきたいとの意向を示した。

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