12月の独鉱工業生産指数、前月比0.8%上昇-耐久消費財が好調(2)

ドイツ経済技術省が8日発表した昨年12月の鉱 工業生産指数(製造業と建設業、公益事業、鉱業が対象、2000年=100)速報値は、 季節調整済みで前月比0.8%上昇となった。洗濯機や薄型テレビなど耐久消費財を 中心に生産が増加した。11月は0.3%低下(改定前=0.9%低下)に改定された。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト40人の調査中央値では、 12月は前月比1%上昇と見込まれていた。前年同月比では営業日数調整済みで

4.1%上昇となった。

過去1年でユーロがドルに対し11%上昇し、原油相場が1バレル当たり90ド ル付近で推移しているにもかかわらず、ドイツ産業界の一部がこうした悪影響にう まく対応していることが示された。ただ、米リセッション(景気後退)懸念が世界 の経済見通しに悪影響を及ぼすことが危惧(きぐ)されているのに加え、インフレ 率の上昇で個人消費が鈍化した。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)の欧州担当チーフエコノミスト、ホルガ ー・シュミーディング氏(ロンドン在勤)は「受注在庫は依然としてかなり高い水 準にある」と指摘。「今年初めに景気が減速したとしても、ドイツが食料品とエネ ルギーの値上がりに対応できるようになれば、底堅い雇用市場が消費が大きく好転 するのを支える」との見方を示した。

12月の消費財生産は前月比2.3%増。耐久財は3.5%増、非耐久財は2.1%増。 投資財生産は2%減となった。