アルカテル・ルーセント:10-12月期は赤字拡大-評価損計上で

通信機器最大手アルカテル・ルーセント (本社パリ)が8日発表した2007年10-12月(第4四半期)決算は、純損失 が拡大した。資産の評価損25億3000万ユーロを計上したことが響いた。

発表資料によれば、純損失は25億8000万ユーロで、前年同期の6億1500 万ユーロから赤字が拡大した。評価損を除いた純損益は4800万ユーロの赤字。 ブルームバーグ・ニュースがアナリスト12人を対象に実施した調査の予想中 央値では、評価損を除いたベースで1億8100万ユーロの黒字が見込まれてい た。

アルカテル・ルーセントの時価総額は、06年12月に当時の仏アルカテル が米ルーセントと合併して以降、135億ユーロ(約2兆1000億円)減少した。 同社は1万6500人の人員削減計画を打ち出したが、価格競争や受注減に対処 しきれなかった。

アジリス・ジェスティオン(パリ)の運用担当者フレデリック・アン氏は 「米経済成長が減速する最悪の時期にアルカテルはルーセントを買収した」と 述べた。

同社は、携帯電話技術CDMAを用いた機器を供給する事業について、評 価損を計上したとしている。

売上高は前年同期比20%増の52億3000万ユーロ。アナリスト14人の予 想中央値では、48億7000万ユーロが見込まれていた。

08年1-3月(第1四半期)について同社は、営業損益が赤字と予想して いる。第1四半期は例年、前期比で売上高が20-25%減少するためという。