ドルは対ユーロで反発へ、ECB総裁発言を受けて-UBSなど予想

UBSやBNPパリバ、ドイツ銀行が予想 したドルのユーロに対する反発は、その勢いを増しつつある。欧州中央銀行(E CB)のトリシェ総裁が、欧州は米景気減速の影響を免れないとの認識を示し たことが要因となった。

トリシェ総裁が7日利下げの可能性を示唆したことから、ドルは対ユーロ での年初来の下げ幅を縮小し、主要6通貨に対するインターコンチネンタル取 引所(ICE)のドル指数は3週間ぶりの高水準となった。

昨年10-12月(第4四半期)以来、ドル上昇を予想しているトレーダーら は、トリシェ総裁の発言とそれに伴うドル上昇は、先月の米金融当局の利下げ により米経済が欧州を上回るペースでの回復軌道に乗ったことを証明している との見方を示した。

UBSの為替ストラテジスト、ジェフリー・ユー氏(ロンドン在勤)は「対 ユーロで一段のドル高の可能性を見込んでいる」と述べた。同行は顧客に対し、 少なくとも昨年10月以来、ドル買いを推奨している。同氏はさらに、「トリシ ェ総裁のややハト派的な発言や経済指標の弱さを背景にユーロは下落している。 ユーロ安の傾向は続くばかりだろう」と指摘した。

8日の外国為替市場で、ドルは対ユーロで昨年11月23日に過去最安値の 1ユーロ=1.4967ドルを付けて以来で3.2%上昇し、同1.4490ドルに達し ている。ドルが前回、ユーロに対し年間ベースで上昇したのは2005年だった。 昨年は10.6%、06年は11.4%値下がりした。

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