国際帝石H:通期純利益見通しを21%増額修正-原油高が寄与(4)

石油開発国内最大手の国際石油開発帝石ホ ールディングスは8日、2008年3月期の純利益予想を従来予想比21%増の1530 億円に上方修正した。原油価格上昇などが寄与した。売上高も同13%増の1兆 1650億円に増額改定した。

07年4-12月期の連結純利益は前年同期比9.6%増の1172億円だった。原 油・ガス販売量の増加、販売単価の上昇、さらに円安などが寄与した。売上高は 同18%増の8579億円。経常利益は同13%増の4813億円。

08年3月期の経常利益見通しは従来予想比22%増の6590億円に上方修正 した。今回の修正は原油価格(ブレント)を1-3月期平均でバレル当たり85 ドルと見込んでいる。従来予想の前提は下期平均同60ドルだった。

為替は1-3月期で1ドル=105円を前提にしている。従来予想の前提為替 相場は下期同115円だった。

国際石油開発の4-12月期の原油販売量は、前年同期比4.4%増加。海生 産原油販売の平均価格は、同10.62ドル(17%)上昇。また、同期の天然ガス 販売量は同5.7%増加。海外生産天然ガス販売の平均価格は、同0.19ドル(2.5%) 上昇となり、原油に比べて低い伸びにとどまった。

会見した藤井睦久取締役は「通期利益見通しの上方修正は、油価の上昇に 尽きる。ただ、原油先物相場は金融市場から投機的な資金が流入したため、割 高との印象を持つ」との見方を示した。

また、藤井氏は連結子会社インペックス北カスピ海石油が参加権益を持つ 北カスピ海沖鉱区について言及し、「今年5月に詳細な条件について合意する 予定で、操業体制が整えば来年度への売り上げに組み込まれる」と述べた。

ブルームバーグ・ニュースが4-12月期から4-9月期の数字を差し引い て算出した10-12月期の純利益は362億円と前年同期比15%減となった。

国際石油帝石の株価終値は前日比1000円(0.1%)安の98万4000円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE