米証券取引委員会:外国政府系投資ファンドのインサイダー取引を懸念

米証券取引委員会(SEC)法規執行局の リンダ・トムセン局長は7日、米企業の株式投資を増やしている外国の政府系 投資ファンド(ソブリン・ウェルス・ファンド、SWF)が、政府の持つ情報 を利用しインサイダー取引を図る可能性があるとの認識を示した。

同局長は米中経済・安全保障再検討委員会に対し、SECはまたSWFに よる疑わしい取引に対し調査しようとすると、外国政府が抵抗する可能性があ ると懸念しているとも語った。

トムセン局長は、SWFは「政府機関ゆえに派生する力を持ち、ほかの投 資家には手に入らない情報や政府当局者に近づくことが可能となり得る」と指 摘した。

中国やアラブ首長国連邦などは、巨額の保有資金を運用するためSWFを 設立。住宅ローン関連投資で損失を被った米国のシティグループやメリルリン チなどの世界的な金融機関は、資本増強のため外国政府系の投資運用機関に出 資を求めた。

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