今後20年の航空機需要は2万4300機、総額300兆円-エアバスが予想

世界最大の民用航空機メーカー、欧州のエア バスは7日、航空業界が今後20年間に2万4300機、総額2兆8000億ドル(約 300兆円)相当の航空機を購入するとの見通しを示した。アジア太平洋地域で 需要が最も大きく伸びるという。

世界中の航空機メーカーによる年間の平均機体引き渡しは旅客機と貨物機 を合わせて1215機になるとしている。エアバスが2006年に示した前回の見通 し1130機を7.5%上回る水準。

ジョン・リーヒー最高業務責任者(COO)はロンドンでの説明会で、旅 客輸送は向こう20年間で平均4.9%伸びる公算が大きいとし、アジアなどの途 上国地域が欧米より大きな成長を示すと語った。

エアバスによれば、世界の航空機数は20年以内に倍以上の約2万8550機 に膨らむ。現在運航している大型の民間航空機は約1万3300機。エアバスは 100人を超える乗客が搭乗可能な航空機を大型と見なしている。

リーヒーCOOは、今後20年間の航空輸送の伸び率が年間で北米は4.1%、 西欧が5.6%、日本が5.2%、オーストラリアが6.4%になると予想。乗客の伸 び率はインドと中国がともに11%になると見込んでいる。

アジアでの成長率が高いものの、北米の航空会社はこれから20年間、航空 機の最大の買い手であり続けるという。これに続くのが中国で、それ以外の上 位10カ国・地域は、英国、ドイツ、インド、日本、アラブ首長国連邦、ロシア、 オーストラリア、フランスだとしている。