【個別銘柄】機械、いすゞ、日合成、ノリツ鋼、TPR、エンシュウ

8日午前の日本株市場における主な材料銘 柄の動きは次の通り。

コマツ(6301)やダイキン工業(6367)などの主力機械株:コマツは前日 比5.1%安の2315円となるなど軒並み安。東証機械株指数は同3.6%安で東証 業種別値下がり率ランキング1位。07年12月の機械受注統計が予想外に減少 したため、受注環境の悪化や収益懸念などが強まった。アマダ(6113)やオー クマ(6103)、森精機製作所(6141)、住友重機械工業(6302)などが東証1 部の値下がり率ランキング上位に入った。

いすゞ自動車(7202):7%高の456円と続伸。9.9%高の468円まで上 昇し、1月7日以来、約1カ月ぶりの高値水準を回復した。第3四半期(07 年10-12月期)の連結純利益は、資源国を中心に海外販売が好調だったこと や税金負担の減少で、前年同期比12%増の244億円と、同四半期の最高益を 更新した。

日本合成化学工業(4201):11%高の522円と続伸。07年4-12月期の 連結営業利益は前年同期比56%増の62億2200万円だった。通期予想に対す る進ちょく率は79%に達している。粘接着樹脂など合成樹脂製品の売り上げ が伸びたうえ、製品構成の改善などを行い、原燃料価格の上昇によるコスト増 を打ち消した。

ノーリツ鋼機(7744):7.7%高の2130円と続伸。北米を中心に写真DP E用のミニラボ機が伸長、今期(08年3月期)の連結営業利益予想を41億円 から42億円に2.4%引き上げた。純利益予想も増額、新しい1株利益(EP S)予想は89円85銭と設定した。

TPR(帝国ピストンリング、6463):7%高の918円と大幅反発。07 年4-12月期の連結営業利益は前年同期比48%増の52億4800万円となった。 通期予想に対する進ちょく率は82%に達した。中国を中心にしたアジア向け に自動車関連部品が伸びた。

エンシュウ(6218):13%安の122円と4日続落。システム機械の売り上 げの一部が来期にずれ込んだことなどから、今期(08年3月期)の業績予想 を下方修正した。今期の連結経常損益は2億5000万円の赤字に一転して転落 する見通し。従来予想は11億5000万円だった。

ホシデン(6804):一時6.3%高の1650円と続伸。主力のゲーム機器向 け部品が想定を上回る伸びを示し、今期(08年3月期)の連結営業利益予想 を120億円から162億円に35%引き上げた。増額修正は3度目。為替前提は 1ドル=106円に設定。

ヒロセ電機(6806):6.6%高の1万140円と4日ぶり反発。発行済み株 式総数の1.8%に相当する70万株を上限に自社株買いを行うと発表したため、 株主還元姿勢を評価した買いが入った。

ソフトバンク(9984):2.1%高の2175円。一時4.5%高の2225円と、 約1カ月ぶりの高値水準まで買われた。第3四半期(10-12月)連結業績で は、携帯電話事業の営業利益が前年同期比5.6%減となったが、全体的には営 業増益だったことや、中国の出資先上場による純利益の急増が確認され、相対 的に業績内容を評価する向きが多い。UBS証券は8日、投資判断を「売り」 から「中立」に引き上げた。

フジテレビジョン(4676):0.7%安の14万9000円と反落。朝方は8% 安の13万8000円まで急落したが、徐々に下げ幅を縮め、一時はプラスに転換 した。テレビ広告収入の減少を理由に、今期(08年3月期)の業績予想を下 方修正した。足元の業績悪化が懸念される状況となったが、来期(09年3月 期)に目を転じると中国北京五輪(オリンピック)に向けて広告の伸びが予想 される。業績回復期待から下げた場面では買いが入った。

オートバックスセブン(9832):一時7%以上下落する場面があった。サ ブプライム(信用力の低い個人向け)ローン問題を受けた金融市場の混乱から、 投資をしていた証券化商品の一部に対して評価損などを計上、今期(08年3 月期)業績予想を大幅に引き下げた。もっとも、本業の自動車部品販売事業は 通期の既存店見通しがプラスと堅調なことから、売り一巡後は買い戻しの動き も見られた。午前終値は4.1%高の2275円。

ライオン(4912):4%高の491円と続伸。鎮痛解熱剤「バファリン」の 事業権取得効果に加え、高付加価値品の投入などで収益体質が改善傾向にある。 今期(08年12月期)の連結営業利益はアナリスト予想を上回り、5年ぶりの 過去最高益を計画したことから、好業績を見直す動きが広がった。

フタバ産業(7241):7.7%高の2595円と4日ぶり反発。株価下落で投資 機会が拡大しているなか、トヨタ自動車系では出遅れ感が強いとして、UBS 証券は7日、投資判断を「買い」に引き上げた。

バンダイナムコホールディングス(7832):6.5%高の1166円と4日ぶり 反発。前日まで2日連続のストップ安(制限値幅いっぱいの下げ)。足元の業 績悪化を受け、7日には05年9月のバンダイとナムコの経営統合以来の安値 (1095円)を更新。さらに、企業の解散価値とも言われる1株当たり純資産 (BPS、実績1064円)に接近していたことで、ひとまず反発基調となった。

日本マクドナルドホールディングス(2702):1.6%高の1741円と3日ぶ り反落。商品力強化を通じた客数増加を見込み今期(08年12月期)の連結営 業利益は17%増を計画しており、収益拡大を期待した買いが優勢となった。

ミツミ電機(6767):1.7%高の2775円と4日ぶりに反発。主力のゲーム 機関連の機構部品が想定を上回ったほか、携帯電話やカーエレクトロニクス製 品向けの電子部品が伸長、07年4-12月期の連結営業利益は前年同期比65% 増となった。据え置かれた通期計画に対する進ちょく率は90.5%。年間配当 予想も50円と前回予想から4円引き上げた。

サンエー・インターナショナル(3605):一時7%高の1575円と大幅反 発。1月の既存店売上高は前年同月比0.6%減となった。10月(同5.8%減) 11月(同1.1%減)、12月(同4.7%減)と比べ、回復傾向。

JT(2914):一時6.3%高の62万1000円と大幅続伸。英たばこ会社ギ ャラハーの買収に伴い海外たばこ事業が大きく伸長、07年4-12月期の連結 営業利益は前年同期比34%増の3668億となった。業績好調を受け、08年3月 通期の連結営業益予想を4050億円から4220億円(前期比27%増)に4%増 額した。ただ、加ト吉買収に伴うのれん代は織り込んでいないという。

日本M&A(2127):一時6.2%高の61万4000円と4日ぶり反発。中小 企業のM&A(企業の合併・買収)需要がおう盛で同社への助言依頼が増加、 成約案件が順調に積み上がっている。07年4-12月期の連結純利益は前年同 期比78%増の8億1000万円で、据え置かれた通期計画(8億6200万円)に 対する進ちょく率は94%。東証1部上場記念配1000円を実施し、年間配当は 5000円となる。

三井金属(5706):一時7.6%安の354円と3日続落。アジアを中心とす る同業他社との競争激化から、これまで収益をけん引してきた電子材料が販売 数量・価格とも不振。今期(08年3月期)業績の減益幅が拡大する見通しと なったことで、収益環境の厳しさが再認識された。

キリンホールディングス(2503):一時4.6%高の1739円と3日ぶり反 発。主力のビール系飲料の販売量を前期比0.1%増の339万1000キロリット ルと想定、医薬品事業の利益増大も見込み、今期(08年12月期)の連結営業 利益を前期比10%増の1330億円と計画。佐藤一博副社長によると、原料高で 国内酒類事業に102億円の減益要因が発生するが、協和発酵工業(4151)買収 に伴い、少なくとも72億円の持ち分法投資利益が得られる。

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