日航:第3四半期は各損益が大幅黒字に転換-人件費などコスト減(2)

経営再建中の日本航空が8日発表した第3四 半期(2007年10-12月期)の連結純損益は、減収ながら人件費抑制などコスト 削減が寄与し、各段階の損益が黒字に転換した。純損益は前年同期の赤字109億 円から131億円の黒字になった。今期(08年3月期)業績の予想は据え置いた。

第3四半期の売上高は前年同期比4.4%減の5583億円だった。営業損益は 前年同期の赤字140億円から259億円の黒字、経常損益が同じく赤字131億円か ら205億円の黒字にそれぞれ転換した。一方、特別利益に投資有価証券売却益 42億円、特別損失には特別退職金74億円などを計上した。

また、4-12月期連結の売上高は前年同期比1.9%減の1兆7012億円。営 業損益は前年同期の赤字59億円から826億円の黒字、経常損益が同じく赤字77 億円から、793億円の黒字、純損益は同じく赤字94億円から204億円の黒字と なった。

4-12月期の国内線は路線見直しや競争激化のなか、旅客数は前年実績を 下回った。一方、4月には値上げを実施した。国際線は座席の供給数を減らして いるが、旅客数は前年並みとなった。

日航は今期に入って早期退職者の募集を2度にわたり実施。部長級が夏まで に約250人応募して退職。約630人が応募した次課長級の早期退職も11月末か ら始まっている。また、全社員給与の10%カットも昨年に続き継続。春夏合わ せた賞与も給与2カ月分+8万円に抑えた。また、燃料油費の高騰にはヘッジ取 引で対応している。

今期業績の予想は売上高2兆2380億円(前期比2.8%減)、営業利益480 億円(同2.1倍)、経常利益440億円(同2.1倍)、純利益70億円(前期は赤 字163億円)を据え置いた。

日航の株価は午前終値で前日比11円(4.3%)高の268円。

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