日合成株が午前の上昇率2位、業績予想上げ-販売好調と事業戦略評価

合成樹脂で高シェア製品を抱える日本合成化 学工業の株価が値幅制限いっぱいのストップ高となる前日比80円(17%)高の 551円まで買われた。高付加価値製品の販売が順調なうえ、高付加価値品への特 化に伴って汎用品の生産・販売にかかわる企業の解散や売却を決定。今期(08 年3月期)の業績予想を引き上げたことから、好業績や中期的な事業戦略を評価 する動きが広がった。午前終値は11%高の522円で、東証1部値上がり率2位。

7日に会社側が発表した業績予想の修正によると、今期営業利益は前期比 37%増の79億円(従来予想69億円)となる見込み。食品包装などに使われる高 付加価値の「EVOH(エチレンビニルアルコール)」の数量拡大が収益を押し 上げた。総務人事部の大橋信之課長は「欧米でのマヨネーズ容器のビンからチュ ーブへの移行で、数量が予想以上に伸びている」という。

ブルームバーグ・データによると、アナリストの今期営業利益予想平均は 73億8300万円だった。

高付加価値へシフトし、赤字子会社解散

今期純利益も前期比2.3倍の53億円(34億円)へと引き上げられた。汎用 品から高付加価値品への事業シフトを推進していることから、アジアで汎用品を 生産していた持ち分法適用会社をクラレに譲渡。同汎用品の販売会社だったシン ガポール子会社の解散も決定した。

赤字会社だったシンガポール子会社の解散により、繰延税金資産を計上して 法人税等調整額が戻ることになった。

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