OPEC:原油80ドル維持へ3月に減産の可能性も-4閣僚が見通し

石油輸出国機構(OPEC)は、3月5日に ウィーンで開く総会で、原油相場が1バレル当たり80ドル台を維持するよう、 減産に踏み切る可能性がある。OPECの加盟国13カ国のうち4カ国の石油担 当閣僚が匿名を条件に明らかにした。

4閣僚のうち2人は、原油相場が少なくとも85ドルの水準であれば生産量 は据え置かれる可能性が高いとの見方を示した。他の2閣僚のうち1人は80ド ルの水準は減産を示唆する可能性があると指摘。残りの1人は、70ドルの水準 は、OPECの大半の加盟国にとって受け入れられないとの見解を示した。

米国と欧州の景気減速によりエネルギー需要が後退するとの見方が広がるな か、原油相場は下落し、ドルの実効相場は過去1年間で12%下げた。このこと が、OPECにとって減産圧力となっている。2001年には原油相場が30%下落 し、OPECは3回にわたって減産を実施した。米経済は同年、リセッション (景気後退)入りした。

先週、生産量の据え置きが決定されたOPECの臨時総会に出席したコンサ ルタント会社JBCエナジー(ウィーン)のマネジングディレクター、ヨハネ ス・ベニーは「OPECは、原油相場が80ドルを維持することを望んでいる」 と指摘。「これが、OPECが維持したい水準であるという印象をはっきりと受 けた。相場が80ドルを上回ったことはOPECの責任ではないが、現在はその 水準となっている。OPECはこの相場水準を維持することを正当化している」 との見方を示した。

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