長谷川香料社長:中国で2015年に売上高100億円目標-生産拠点拡大

香料国内2位、世界7位の長谷川香料の長谷 川徳二郎社長は7日、ブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューで海外事 業展開の中核的な位置付けにある中国の子会社で2015年に売上高100億円規模 を目指す方針を明らかにした。主なコメントは次の通り。

中国での事業の現状について:

「中国ビジネスは1990年代から輸出でやっていたが、欧米メーカーが相次 いで進出し、競争激化により2001年からは上海の現地法人をスタートした。現 在までは中国の経済発展の波にうまく乗ることができ、もくろみどおり順調に進 展している。中国子会社の売上高は前期が約33億円だった」

中国事業の今後の目標は:

「昨年10月には北京に子会社の営業拠点も設立し、北京や天津といった北 方への販路の拡大を目指すと同時に、蘇州に第2の生産拠点の建設を始めている。 蘇州子会社は2009年には稼働を開始し、2015年に上海と合わせて中国全体で売 上高を100億円にしたいと思っている」

その他のアジア地域での事業展開戦略は:

「フレグランス分野では中国やアジア諸国では日本と違い強い香りが好まれ ることから、この分野を伸ばしたい。蘇州が一段落したらその後は東南アジアに 生産拠点を作り本格展開したい。その布石として現在はタイに子会社を設立し営 業活動をしている」

技術戦略について:

「国内外を問わず、戦略の第一は研究技術開発力を絶え間なく強化すること。 他社にまねのできない当社独自の製品開発により競争を勝ち抜き国内市場を確実 に押さえシェア拡大に努める」

国内での研究体制は:

「2009年の完成をメドに川崎に総合研究所を建設し、1カ所に集約させ、こ れまで分散していた3研究所の連携を強化することで相乗効果を高める計画を進 めている。研究開発力を磨くことで国内では年率2%程度の成長は維持できると 考えている」

長谷川香料の株価午前終値は前日比41円(2.4%)安の1682円。