アトランタ連銀総裁:利下げは十分、「下期に潜在成長率を回復へ」

米アトランタ連銀のロックハート総裁は7 日の講演で、1月の大幅利下げが景気減速を反転させるのに十分かもしれない と述べ、今年下半期には長期的な潜在成長率にまで回復するとの見通しを示し た。

同総裁は「利下げは深刻で長期的な景気の下降を回避するために実施され た。米連邦公開市場委員会(FOMC)は引き締め気味の金融政策を避けるた めに行動し、2008年下半期にトレンド成長率に戻すのに十分だと考える水準 まで金利を引き下げた」と述べた。同総裁は今年のFOMC会合では金融政策 の投票権を有していない。

一方、フェデラルファンド(FF)金利先物市場は1ポイントの追加利下 げを織り込んでいる。FOMCは1月、9日間にFF金利の誘導目標を1.25 ポイント引き下げ3%に設定した。

ロックハート総裁は「流動性の注入と金融政策の緩和は住宅市場と金融市 場の安定に加え、住宅価格の下落継続が金融市場を揺るがし、経済全体に影響 するという『悪循環』の回避に役立つはずだ」と語った。

米連邦準備制度理事会(FRB)が昨年12月に資金を市場に注入するた めに設立したターム・オークション・ファシリティー(TAF)について、同 総裁は「金融市場で早急に流動性が必要な際の新たな対応策だ」と指摘した。

物価動向については「昨年のエネルギー価格の高騰を背景に、最近のイン フレ指標は加速しており、わたしが好ましいと考えるレンジを上回っている」 と述べた。

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