ドイツ銀行の10-12月:48%減益-債券トレーディング収入減少(2)

ドイツの銀行最大手、ドイツ銀行が7日発 表した2007年10-12月(第4四半期)決算は、純利益が48%減少した。債券 トレーディング収入の減少や費用の増加が響いた。

純利益は9億5300万ユーロ(1株当たり1.93ユーロ)となり、前年同期 の18億4000万ユーロ(同3.56ユーロ)から減少。ブルームバーグ・ニュー スがまとめたアナリスト12人の予想中央値(9億2300万ユーロ)は上回った。

ドイツ銀は第4四半期決算では、保有債券について正味の評価損は計上し ていない。レバレッジド・バイアウト(LBO、買収先の資産を担保に資金調 達する買収)向けローンの評価損は5000万ユーロ(約77億9000万円)を下 回った。スイス大手銀のUBSは、同期間に140億ドル(約1兆5000億円) の評価損を出している。ヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者(CEO)は、 2008年の経営環境は「引き続き厳しい」との見方を示した。

シュローダーズ・インベストメント・マネジメント(ロンドン)の運用担 当者、アンディ・リンチ氏は「ドイツ銀があまり評価損を出さずに済んでい る」としながらも、「同銀が債券市場に影響されやすい点が不安」と述べた。

過去25年で最悪といわれる米住宅不況の影響で、世界の大手金融機関で のサブプライム(信用力が低い個人向け)住宅ローン関連の損失や評価損は、 1450億ドルを超えている。

07年通年のドイツ銀の評価損は23億ユーロ(約3580億円)。スイスのU BS約184億ドル(約1兆9600億円)、米シティグループは221億ドル、メ リルリンチは245億ドルとなっている。

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