米モンサントCEO:中国での食肉需要の拡大が穀物相場を押し上げる

世界最大の種子メーカー、米モンサントのヒ ュー・グラント最高経営責任者(CEO)は6日、中国の農村部の住民が都市部 に大量に流入し、食肉の消費量が増加することにより穀物相場が上昇し、同社の 利益につながるとの見通しを示した。

グラントCEOは同日、セントルイスにあるモンサント本社から電話でイン タビューに応じ、「中国では現在、特に若者の間で食生活の変化が進んでいる」 と指摘。「タンパク質の消費が増え、魚から鶏肉、鶏肉から豚肉、豚肉から牛肉 へと食生活が変化するにつれて商品需要はほぼ10倍拡大する」との見解を示し た。

グラントCEOは数カ月前、4年ぶりに中国を訪問した。その際、中国の政 府高官らが向こう12-15年間に2億5000万-3億人が都市部に移動するとの見 通しを示したという。グラントCEOによると、都市部の住民は肉類を多く食べ る傾向があり、1ポンド(約0.45キロ)の牛肉を生産するのに6-7ポンドの トウモロコシが必要となる。

グラントCEOは「北京の町を歩けば、ステーキを食べられるレストランが 何件もある。非常に大きな変化だ。中国で1人の若者が生まれて初めて牛肉を食 べようとすれば、巡り巡って米中西部で、農業経営者が今春栽培するハイブリッ ド品種の決定に影響を及ぼす」との見方を示した。

グラントCEOは、中国の食生活の変化が近い将来、穀物価格を押し上げる と予想。世界の需要拡大により次の収穫期の前に在庫が減少するとの見方から、 シカゴ商品取引所(CBOT)のトウモロコシと大豆相場は6日、一時、過去最 高値に達した。