BHPはリオへの買収提示額を引き上げるべきではない-BHP株主ら

投資会社の米ミダス・マネジメントと豪ウォ レス・ファンズ・マネジメントは、世界最大の鉱山会社、豪BHPビリトンは、 同3位の英豪系リオ・ティントに対して提示した1350億ドル(約14兆3500億 円)の買収条件を引き上げるべきではないとの見解を示した。

ウォレスでリオ株とBHP株を含め1億4000万ドル相当の運用に携わるマ イケル・バーチ氏はシドニーからのインタビューで「リオの資産に対してより多 くの資金を支払うことは理解できない」と述べ、「自社の資産価値を希薄化させ ることなく買収提示額を引き上げることはできない」との見方を示した。

リオは6日、同社の価値を「大幅に」過小評価しているとして、BHPビリ トンが引き上げた買収条件を拒否した。中国最大のアルミニウムメーカー、チャ イナルコなどが、BHPによるリオ・ティント買収阻止を目指してリオの株式を 取得したことを受け、BHPのマリウス・クロッパース最高経営責任者(CE O)は買収提示額を13%引き上げた。BHPは今回の買収に際して、融資額と しては過去最大の550億ドルのローン提供を受ける見込みだ。

BHP株を保有するミダスのトム・ウィンミル社長は6日、ニューヨークで インタビューに応じ、BHPのバランスシート(貸借対照表)に負担がかかるこ とを理由に「わたしならこの時点で買収をあきらめるだろう。買収提示額を引き 上げるべきではない」と述べた。