カプコン株が急反発、今期利益を増額-投入ソフトの受注良好(2)

家庭用ゲームソフト開発・販売大手のカプ コンの株価が、一時385円(15%)高の2950円と3営業日ぶりに急反発。第 4四半期(1-3月)に市場投入する2大タイトルの受注が好調で、2008年3 月期連結業績の売上高予想と営業利益予想を6日の取引終了後に引き上げてお り、収益水準の上振れに伴う株高期待が高まっている。投資家の中期的な売買 コストである75日移動平均線(2862円)を昨年12月末以来、上抜けてきた。

大和総研の白石幸毅アナリストは、「前日の利益予想引き上げを好感した 買い」と指摘し、「増益額は予想のほぼ見込み通りでサプライズはないが、全 体的な株安で安値に抑えられていたのも支援材料」との見方を示した。

午前10時38分現在、前日比300円(12%)高の2865円。出来高160万 株超と大商いとなっている。

白石氏は来期の見通しについて、「2タイトルの開発コストは発売日とな る第4四半期に処理が済むため、来期のリピートオーダーはそのまま利益に乗 る形となり、期待はできる」と指摘した。

カプコン広報IR室の田中良輔室長は6日、ブルームバーグ・ニュースに 対し、すでに国内で1月末と北米に2月初旬に投入した「デビルメイクライ 4」は今期(2008年3月期)の販売の目標を当初計画から10万本増の190万 本を予想していることを明らかにした。欧州地域では8日に販売する予定。

もう1つの主力ソフトである「モンスターハンターポータブル2ndG」は、 3月27日に国内販売が開始される。同タイトルも「受注好調」(田中氏)と いい、今期の販売計画を当初から40万本増の90万本に引き上げる準備を進め ている。

同社は6日、2008年3月期の通期売上高予想を前期比9.5%増の816億円 (前回予想は780億円)、営業利益は同20%増の115億円(同100億円)にそ れぞれ増額修正した。円高などの為替差損の影響などから、経常利益同3.8% 増の110億円、純利益は同5.9%増の62億円と従来予想を据え置いた。