米ヤフーCEO、MSの買収以外に選択肢なしと判断も-専門家の見方

ポータル(玄関)サイト大手、米ヤフーのジ ェリー・ヤン最高経営責任者(CEO)は6日、ソフトウエア最大手の米マイク ロソフトからの446億ドル(約4兆7400億円)の買収提案をなお検討している と説明したが、他に選択肢がないと判断するかもしれない。

ヤンCEOは従業員あての6日付電子メールで、同社には今回の買収提案を 受け入れる以外に「幅広い」代替策があると伝えた。また同社は「変革的戦略」 を追求しており、従業員は仕事に集中するよう求めた。

アナリストによれば、ヤンCEOは競合会社の米グーグルとインターネット 検索技術で提携することを目指したり、米ニューズ・コープ傘下のマイスペース といったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)との提携を引き出 す可能性があるほか、ルパート・マードック氏率いるニューズなど別の身売り先 を探す公算もある。ただ、こうした選択肢は成功しない可能性が高いと、調査会 社ガートナーのアナリスト、アンドルー・フランク氏(ニューヨーク在勤)は指 摘している。

フランク氏はインタビューで「それほどのプレミアムを支払う別の買収提案 者を探すのは困難だろう」と指摘。「ヤフーは不本意ながら提案に応じる確率の 方が高い」と述べた。

マイクロソフトが1日に示したヤフー買収提示額は、提案が行われる前日の 株価終値を62%上回る水準だった。ヤフーの株価は6日、前日比41セント安の

28.57ドルで終了した。

フランク氏らアナリストは、ヤフーの株主は自力でグーグルに対抗するより も、マイクロソフトへの売却を好むのではないかとみている。ヤンCEOが買収 提案を拒否しても、同CEOと共同創業者のデービッド・ファイロ氏が保有する ヤフー株は合わせても、同社の発行済み株式の10%弱に過ぎない。