証券監督機構、S&Pやムーディーズの仕組み債格付け事業を制限か

証券監督者国際機構(IOSCO)は、 ムーディーズ・インベスターズ・サービスやスタンダード・アンド・プアーズ (S&P)が仕組み債について投資銀行に助言することを制限する可能性があ る。6日付の声明で明らかにした。格付け会社はサブプライム(信用力の低い 個人向け)住宅ローン関連証券の格下げが遅れ、投資家の損失が膨らんだと批 判されている。

IOSCOは格付け会社の事業を制限し、信頼できる格付けを提供するた めの妥当な措置を義務付ける新規制導入の可能性を示唆した。IOSCOは日 米など100カ国を超える証券監督機関で構成している。

ミッシェル・プラダIOSCO専門委員会議長(フランス金融市場庁議 長)は、格付け会社がサブプライム住宅ローン関連証券の開発に携わったこと を非難している。

IOSCOは金融機関に対し、保有する仕組み債の「正確で完全な開示」 も求めた。投資家に対してはそれらの証券に投資する前に「厳しいデューデリ ジェンス(適正評価手続き)を作成し、適用すべきだとの見解を示した。

プラダ議長は昨年9月、格付け会社と投資銀行が債務担保証券(CDO) を組成する上で利害が対立する恐れがあると指摘。「事業を発展させる上で前 者の後者への依存が高まっている」と述べていた。現在のビジネスモデルは投 資家ではなく証券発行者が代金を支払い、信用格付けを取得している。

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