米シスコシステムズ:11-1月決算を6日発表、注目はCEOの見通し

ネットワーク機器最大手、米シスコシステム ズのジョン・チェンバース最高経営責任者(CEO)は昨年11月、米国の大企 業がIT(情報技術)投資を削減したとの認識を示し、同社株の売りを誘った。 2008年度第2四半期(07年11-08年1月)決算を発表する6日にも、同様の 売りが優勢になる可能性がある。

チェンバースCEOは昨年11月7月、米国の金融機関と自動車メーカーの 「劇的な」需要低下がシスコの売上高の伸びを鈍化させたと指摘。同日発表さ れた08年度第1四半期(07年8-10月)決算の利益が11四半期連続でアナリ スト予想を上回ったにもかかわらず、翌日の取引で株価が9.5%下落した。CE Oの発言を嫌気し、ナスダック総合指数も3営業日連続の下落となった。

シスコの売上高の約半分を占める米国市場の見通しには、その後もさほど 改善が見られない。11-1月期の利益は今回もアナリスト予想に届く可能性が あるが、チェンバースCEOが08年度の売上高見通しを上方修正しない公算が 大きいため、株価は下落する可能性があると言うのはUBSのアナリスト、ニ コス・セオドソプロス氏だ。

セオドソプロス氏は「米国市場は依然として脆弱(ぜいじゃく)だ」と指 摘。「焦点は、状況がこれ以上悪化するかどうかだ」と語った。同氏は海外部門 の長期的な成長見通しを理由に、シスコ株を買い推奨している。

11-1月期決算の見通し

シスコが6日の株式取引終了後に発表する2008年度第2四半期決算は、純 利益が21億2000万(1株当たり34セント)と、前年同期の19億2000万ドル (同31セント)から増加する見込み。ブルームバーグがアナリスト9人を対象 に予想平均をまとめた。

株式報酬関連のコストを除いた1株利益は38セントの見込み。売上高は97 億9000万ドルと、08年度の売上高が13-16%増になるとみている同社の予想 に沿った水準になるとみられる。

同社が最後に見通しを上方修正したのは昨年8月。売上高は今後数年にわ たり年間最大17%の増加になるとの見通しを示した。従来は同15%増を予想し ていた。

シスコの株価は、昨年11月のチェンバースCEOの発言以降これまでに 29%下落。S&P500通信機器指数の同21%安をアンダーパフォームしている。 5日の株価終値は前日比56セント安の23.26ドル。

-- Editor: Cesca Antonelli, Nick Turner

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Masami Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: Vivek Shankar in San Francisco at +1-415-743-3517 or vshankar3@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Cesca Antonelli at +1-202-654-4305 or fantonelli@bloomberg.net

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