豪BHP、英豪リオへの買収提示額引き上げ-チャイナルコに対抗(2)

世界最大の鉱山会社、豪BHPビリトンは 6日、同業3位の英豪系リオ・ティントに新たに敵対的な買収案を提示した。 買収額を1474億ドル(約15兆7400億円)に引き上げた。中国最大のアルミニ ウムメーカー、チャイナルコと米アルミ大手アルコアが先週、リオ株を取得し たのを受けた措置。

BHPによるリオ買収が実現すれば、世界の鉱山業界史上最大規模のM& A(買収・合併)案件となる。BHPは今回、リオ株1株につき同社株3.4株 を割り当てる案を提示。従来の買収案は同3株だった。

BHPのマリウス・クロッパース最高経営責任者(CEO)は、買収が実 現すれば、世界最大の銅・鉄鉱石・アルミ・石炭消費国である中国により多く の製品を一段と迅速に出荷することが可能になると指摘。一方、BHPの価格 決定力が強まり過ぎることを懸念し、中国の資源業界はBHPによるリオ買収 に反対している。

アレロン・インベストメント・マネジメントのシニア投資マネジャー、ス ティーブン・ロビンソン氏は「市場参加者には、これが最終案だと考えない人 もいるだろう」と指摘。「BHPは自らの買収案に胸を張っていたため、何ら かの新たな提案を余儀なくされたのだろう」と語った。

オーストラリア証券取引所で、リオの株価は前日比1.55豪ドル(1.2%) 高の128.90豪ドル(シドニー時間午前11時2分=日本時間同9時2分=現在)。 BHPは同3.9%安。

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