欧州株:今年2番目の大幅安、米景気後退懸念や業績見通し下方修正で

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欧州株式相場は今年2番目の大幅安となった。 米非製造業景況感指数で景気後退懸念が強まったほか、米ナショナル・セミコン ダクターと独ハイデルベルガー・ドルックマシーネンが業績見通しを下方修正し たことが材料視された。

ナショナル・セミコンダクターの売上高見通し引き下げを背景に、オランダ の半導体メーカー、ASMLホールディングが下落。半導体設計の英ARMホー ルディングスも安い。同社の昨年10-12月(第4四半期)利益がアナリスト予 想を下回ったことが売りにつながった。印刷機メーカーのハイデルベルガーはほ ぼ10年ぶりの大幅安。同社は10-12月(第3四半期)が減益となり、通期見通 しを引き下げた。

ダウ欧州株価指数は前日比3.2%下げて318.73。ダウ欧州50種株価指数は 3%、ダウ・ユーロ50種株価指数は3.9%それぞれ低下した。

米労働省が1日発表した1月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数が4 年ぶりに減少した。また米供給管理協会(ISM)が5日発表した1月の米非製 造業景況指数は大幅下落した。

ヘンダーソン・グローバル・インベスターズの戦略・経済担当ディレクター、 トニー・ドルフィン氏(ロンドン在勤)は、ISM指数について「雇用統計と合 わせて、米経済が08年初めに急激に減速し、今やリセッションに陥っているこ とを示唆した」と指摘。

ASML、ARM

ASMLは3.6%下げた。ドイツの半導体メーカーのインフィニオン・テク ノロジーズは3.2%下落、携帯電話向けチップメーカーの英CSRは7.7%安。

ARMは20%急落と、2002年10月以降で最大の値下がり。この日のダウ欧 州株価指数銘柄の中で最悪のパフォーマンスだった。同社の10-12月期決算は 売り上げ減少が響き、利益は前年同期比15%減の986万ポンドとなった。ブル ームバーグのアナリスト調査では1100万ポンドの利益が見込まれていた。

ハイデルベルガーは16%の大幅安。北米での受注減で、10-12月期の利益 は4230万ユーロに減少した。アナリスト予想は4670万ユーロだった。同社は、 金利・税金を除いた通期利益見通しを3億ユーロ強と、従来の最大3億4500万 ユーロから引き下げた。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比158.20ポイント(2.6%)安の5868。FTオール シェア指数は同80.29ポイント(2.6%)下げて2999.53。

ドイツのDAX指数は同235.24ポイント(3.4%)安の6765.25。HDAX 指数は126.63ポイント(3.5%)低下し3452.04。

フランスのCAC40指数は同196.78ポイント(4%)下げ4776.86で終了 した。