CDO、最大で5段階の引き下げも-フィッチが格付け基準見直し

米格付け会社フィッチ・レーティングスが 5日提示した格付けガイドラインによると、2200億ドル(約23兆5180億円) 相当の債務担保証券(CDO)の格付けが最大で5段階引き下げられる可能性 がある。住宅ローン絡みの損失拡大でフィッチは格付け基準の見直しを余儀な くされていた。

同ガイドラインによると、クレジット・デフォルトスワップ(CDS)を 基に最上位級「AAA」の格付けを付与され、あまり積極的に運用されていな いCDOが最も大きく格下げされる。高利回り資産を裏付けとしているCDO は、優先順位の低いもので最大3段階格下げされる見通しだ。

米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンの借り手の間でデフ ォルトが増加したことからCDOの価値が急落。こうした状況下で格付け会社 は迅速に手を打たなかったとして批判が相次ぎ、各社とも対応を迫られている。

フィッチは昨年11月、670億ドル相当の住宅ローン関連CDOの格付けを 引き下げた。なかにはAAAを付与されたCDOが投資不適格級とされたケー スもあった。