米マイクロソフトのヤフー買収提案、米議会小委員会が精査へ

米議会の小委員会は5日、ソフトウエア最大手の米マイクロソフトがポー タル(玄関)サイト大手の米ヤフーを446億ドル(約4兆7600億円)で買収 する提案について、競争や個人のプライバシーを阻害しないか精査する方針を 明らかにした。

消費者保護を監督する下院小委員会の指導部は5日付の声明文で、ネット 広告の業界再編に関するより広範な調査の一環として、当局から非公式に説明 を受けることを要請する方針を示した。

マイクロソフトは1日、ヤフーに買収を提案し、ネット検索で2位と3位 の両社の経営統合を目指す動きに出た。両社は電子メールやインスタントメッ セージ(IM)分野のサービスで人気が高く、グラフィック広告の販売も手掛 けている。ヤフーを買収することで、マイクロソフトはオンライン広告の売り 上げを4倍に引き上げられる可能性がある。

同小委を率いるボビー・ラッシュ下院議員(イリノイ州、民主)は声明文 で、「マイクロソフトの最近の発表は、今回の買収提案が実現するかどうかに かかわりなく、ネット広告業界の再編が続くことを示している」と説明した。

ラッシュ議員によると、同小委がマイクロソフトの買収提案に関する公聴 会を数カ月以内に開く予定を明らかにした。インターネット検索大手グーグル のインターネット専門広告会社ダブルクリック買収計画(買収額31億ドル) など別の経営統合案件についても検討するという。

マイクロソフトの株価は前日比1.12ドル安の29.07ドル。ヤフーは35 セント安の28.98ドル。