1月米ISM非製造業景況指数:41.9に急降下-「景気後退期」並み(3

米供給管理協会(ISM)が5日発表した1 月の非製造業景況指数は41.9と、前月の54.4(修正前53.9)から急降下。サー ビス業活動の拡大と縮小の境目である50を一気に割り込んだ。1月の41.9は 前回の景気後退期の谷に接近していた2001年10月以来の最低。この1カ月前 には9.11同時多発テロが発生していた。

新規受注指数は43.5と前月の53.9から低下した。雇用指数は43.9(前月

51.8)に落ち込んだ。入荷遅延は49(前月52.5)。一方、 仕入れ価格指数は

70.7(前月71.5)だった。

大和証券アメリカのチーフエコノミスト、マイケル・モラン氏は「これはひ どい落ち込みだ。この統計内容が正しいのなら、経済にとって悲惨なニュース だ」と述べた。

ISMは今回の発表から新たに非製造業総合景況指数の算出を開始した。新 たな総合景況指数は従来の景況指数に新規受注、雇用、入荷遅延の各指数を加 えて算出する。1月の非製造業総合景況指数は44.6。同方式に基づきブルーム バーグが試算した昨年12月の総合指数は53.2。景況指数のほか、受注、雇用 など項目別指数は従来通りの方式で個別に集計される。

今回の発表時刻は通常よりも1時間以上繰り上げられたが、ISMの広報担 当は事前の情報漏えいを避けるためだと説明した。

ISMが先週発表した1月の製造業景況指数は市場予想に反して前月比で上 昇、経済の他部門は軟調に推移するなか、企業の設備投資が何とか持ち応えて いることが示された。

ただ先週、商務省が発表した2007年第4四半期(10-12月)の実質国内総 生産(GDP、季節調整済み、年率)速報値は前期比年率0.6%増と、前期の

4.9%増から大幅に伸びが減速した。特に住宅建設は過去26年で最大の落ち込 みだった。

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