スティール米財務次官:住宅ローン業界は借り手支援へ早急な行動を

スティール米財務次官(国内財政担 当)は5日、住宅ローン業界は差し押さえのリスクに直面している住宅 所有者支援を加速させ、住宅市場低迷の影響を抑える必要があるとの見 解を示した。

同次官はラスベガスで開催された証券化に関する年次フォーラムで、 「これまでのデータでは進展が示唆されているが、もっと急速な行動が 必要だ」と述べ、「リスクに直面する借り手を支援することは、住宅差 し押さえからの悪影響を最小限にとどめることにつながる」と付け加え た。

資産担保証券の発行企業や投資家の代表組織であるアメリカン・セ キュリタイゼーション・フォーラム(ASF)は、ポールソン米財務長 官が昨年取りまとめた銀行や金融利益団体で構成する組織「ホープ・ナ ウ」と、住宅ローン条件緩和の基準作りに取り組んでいる。デフォルト (返済不履行)の増加で銀行や証券会社の利益が圧迫されるとともに、 信用収縮が生じ、米経済はリセッション(景気後退)のリスクにさらさ れている。

スティール次官は「ASFの枠組みを含め、こうした措置の完全な 実施が1日伸びるごとに、救済されるはずの住宅所有者が住宅を失う」 と指摘した。

その上で、住宅差し押さえは「今年も来年も高水準が予想される」 と述べ、これは予想外のトレンドではないと語った。