訂正:三菱東京UFJ銀の内田氏:巨額財政赤字残り米次期政権にツケ

三菱東京UFJ銀行の内田和人・経済調査 室長は5日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、米国の2009会 計年度予算教書の注目点などについて語った。主なコメントは次の通り。

米国の2009会計年度予算教書の注目点:

「ブッシュ政権で最後の予算教書。ブッシュ減税とイラク戦争で始まって 途中に住宅バブルで潤ったが、結局、巨額の財政赤字が残り次期政権にツケを 回すことになった」「注目したのは3つのポイント。まず、高い税収見積もり だ。ブッシュ政権の税収見積もりのパターンだが、成長支援策をとって、最後 は高い税収増加を勝ち取ってきた。08、09年度に4000億ドル超の財政赤字に なった後、黒字化を目指す2012年度に向けて高い成長率を見込んでいる。08 年度の2.7%成長は市場の経済見通しよりかなり高く、税収見通しは5%台後 半」

「2つ目は、10年度に向けた不自然な歳出抑制計画だ。特にイラク戦費が 今年の1930億ドルが来年度に750億ドルに減り、10年度にほぼゼロになる見 通しで、実現不可能だ。補正予算の編成が必要になる。最後のポイントは、無 理な社会保障費の抑制。メディケア予算の削減を打ち出しいている」

2012年度の財政黒字化の目標:

「結論から言うと、ほとんど無理。CBO(米議会予算局)が先月、経済 見通しを発表した。その見通しより先行きを低くしているが、税収を高く見積 もっている」