トヨタ:第3四半期純利益7.5%増-新興国がけん引し最高益更新(2)

自動車販売で世界2位のトヨタ自動車が5日 発表した第3四半期(2007年10-12月期)連結業績は、純利益が前年同期比

7.5%増の4587億円となった。アジアなどの新興国を中心に海外販売が引き続き 好調でトヨタが米国会計基準で四半期業績の開示を始めた03年度以降で、同四 半期の最高益を更新した。ブルームバーグニュースが集計したアナリスト6人の 業績予想の平均値で同四半期の純利益は4616億円。

第3四半期の売上高は前年同期比9.2%増の6兆7100億円、営業利益は同

4.7%増の6016億円と、いずれも同四半期の最高となった。税引き前利益は同

6.0%増の6527億円で2年ぶりの増益。希薄化後1株当たり利益は144円43銭 (前年同期133円13銭)。

第3四半期の世界販売台数は同5.8%増の228万1000台。このうち国内は 前年同期と同水準の54万1000台、北米が前年同期比1.0%減の75万6000台、 欧州は同0.7%増の30万8000台、アジアが同18%増の24万1000台、中近東が 同71%増の18万3000台などとなっている。

営業利益段階では、「営業面の努力」で1000億円、「原価改善努力」で 400億円それぞれ利益を押し上げた一方で、「為替変動」で200億円、「諸経費 の増加ほか」で932億円の減益要因となった。期中の為替レートは対ドルが113 円(前年同期118円)、対ユーロが164円(同152円)だった。

通期の連結業績予想は、中間決算発表時に上方修正した数値を据え置いた。 純利益は前期比3.4%増の1兆7000億円、売上高は同6.5%増の25兆5000億円、 営業利益が同2.7%増の2兆3000億円、税引き前利益は同2.8%増の2兆4500 億円といずれも過去最高更新を見込んでいる。

トヨタの鈴木武専務は5日、都内で会見し、決算について「アジアや中近東 などのその他地域で販売を大きく伸ばすことができた」と述べた。また、所在地 別の営業利益で北米が大幅に落ち込んでいることについては、金利スワップ評価 損などが響いたとしたうえで、「金利低下のため発生した会計上の評価損。サブ プライムローンとは直接関係するものではない」と述べた。

トヨタの株価5日終値は前日比120円(2.0%)安の5780円。

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