日化成株が業績開示後に急騰、機能化学品が好調-9カ月累計62%増益

三菱化学系の無機化学品メーカー、日本化 成の株価が午後2時以降に急伸した。電子材料需要が高まっていることを受け て、タイク(ゴム・プラスチック架橋助剤)が伸びたほか、半導体洗浄用の高 純度薬品も好調に推移している。2007年4-12月期の連結営業利益が前年同期 比62%増と好調だったため、通期業績計画の達成確度が一段と高まったと認識 されたようだ。

終値は前日比30円(16%)高の212円で、東証1部上昇率ランキングで4 位。午後2時から取引終了までの約1時間で165万株が約定、この日の終日出 来高186万株の84%を占めた。

日化成がこの日午後2時に公表した4-12月期の連結業績によると、売上 高は前年同期比1.0%増の378億円、営業利益が同62%増の24億円で、据え置 かれた通期計画(売上高490億円、営業益26億円)に対する進ちょく率は、売上 高で77.2%、営業利益で93.4%となった。電子機器の増産に連れて耐熱ゴム被 覆剤用途でタイクが伸びたほか、自動車エンジンまわりで使われるタイクも好 調だったという。

通期業績予想を据え置いた理由について、会社側は「残り3カ月といえど も、原燃料価格の先行きが不透明で慎重を期した」(総務経理部の鈴木雄蔵氏) と説明している。年間配当は3円と決定。従来予想の2-3円の上限にした。

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