三洋電:第3四半期純利益は128億円-デジカメや充電池が好調(2)

経営再建中の三洋電機は5日、第3四半期 (2007年10-12月)の連結業績(米国会計基準)を発表した。純利益は128 億円で、前年同期の73億円の赤字から黒字に転じた。原材料価格が高騰した ものの、デジタルカメラや充電池の売り上げ、コスト削減が寄与した。

売上高は同1.4%増の5972億円、営業利益は同74%増の262億円だった。

通期(08年3月期)見通しは営業利益を50億円上方修正し、前期比11% 増の550億円とした。売上高は同0.7%増の2兆2300億円、純損益は200億円 の黒字(前期は454億円の赤字)の予想を据え置いた。純損益は4年ぶり黒字 転換となる。

前田孝一副社長は、営業利益の上方修正は4-12月実績が通期の従来予想 を超えたためだと説明。ただ、売上高と純利益予想は景況の先行き不透明感を 背景に据え置いたと語った。

三洋電は現在の中期経営計画を策定した05年11月時点では、計画最終年 度である今期に純利益620億円、営業利益970億円の達成を目指すとしていた が、想定外の価格下落進行や提携戦略の誤算などで下方修正していた。

昨年11月に発表した次期中計では、世界トップシェアを持ち、携帯電話 端末やパソコンへの需要拡大が期待できるリチウムイオン電池などに注力し、 営業利益を11年3月期には最大1000億円に引き上げる方針。売上高目標は2 兆2500億円。

5日の三洋電株は午後安く推移していたが、取引終了直前に決算内容が伝 わりプラス圏に転じた。終値は前日比2円(1.3%)高の157円。