明治菓株が午後に上げ拡大、足元業績が順調に推移-進ちょく率95%

菓子大手の明治製菓の株価が午後に上げ幅を 拡大させ、一時前日比22円(4.8%)高の482円と続伸した。午後2時に発表し た2007年4-12月期の連結営業利益は前年同期比13%増と伸び、通期(08年 3月期)に対する進ちょく率は95%に達した。足元収益が順調に推移している ことで、通期業績に対する期待感が高まった。

大人向け菓子、メイアクトの堅調

4-12月期の売り上げでは、主力の菓子で機能性や高級・風味にこだわっ た大人向け商品に注力したことなどが貢献し、全体の7割を占めるフード&ヘル スケア事業が前年同期比0.9%増と堅調。抗菌薬「メイアクト」などの寄与で、 利益率の高い薬品事業も3.7%増と拡大した。薬品事業の好調などから連結営業 利益は114億2500万円となった。

会社側では通期予想である120億円は維持したものの、進ちょく率の高さか ら通期業績の増額期待が高まった。同社の梅本隆司・お客様コミュニケーション 部長は「業績は計画通り推移している」と前置きした上で、残る1-3月期はさ まざまなマイナス要因も想定されるため、予想を据え置いたと説明する。

1-3月の懸念要素、ギョーザ問題の余波

通期計画据え置きの要因として、乳製品やカカオ類、アーモンド類などの原 材料高騰でコストが上昇しているほか、中国製冷凍ギョーザの中毒事件による影 響、薬価改定を前にした薬品の買い控え、などがあるという。

中でも今後の影響が読み切れないとしているのが、ギョーザ中毒事件の余波 だ。同社では業務用食材事業を手掛けており、前期売り上げは180億円に達する ほか、「銀座カリー」やスープ類なども販売している。「中国原料をどれだけ使 用しているかといったものすごい数の問い合わせが入っており、慎重姿勢が高ま れば、食品全体の需要が冷え込む可能性がある」(梅本氏)としていた。

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