午後の日本株は下落、菱地所の減益で不動産に売り-ヤマハ発は急落

午後の東京株式相場は下落。午後1時過ぎ に日経平均株価の下げ幅が200円に接近する場面があったが、その後やや持ち 直している。前期に米不動産仲介子会社の売却を計上した反動で、午後1時に 発表した2007年4-12月期の連結純利益が2けた減益に落ち込んだ三菱地所 が急落。三井不動産や住友不動産など他の不動産株にも売りが波及した。また、 昼休み時間帯に今期(2008年12月期)業績予想を下方修正したヤマハ発動機 はストップ安(値幅制限の下限)まで売り込まれている。

午後1時58分時点の日経平均株価は前日比135円23銭(1%)安の1万 3724円47銭、TOPIXは同14.20ポイント(1%)安の1350.52。東証1 部の売買高は概算で15億1674万株、売買代金は1兆7459億円。値下がり銘 柄数は1085、値上がりは526。東証業種別33指数では24業種が下落、9業種 が上昇。

SMBCフレンド証券の中西文行チーフストラテジストは、国内外ともに ネガティブ材料が優勢な中、週末8日に株価指数オプションの特別清算値(S Q)算出を控え、「日経平均で1万3500円と1万4000円の権利行使価格が市 場参加者の間で意識されている」と指摘した。

アジアにらみなお、中国は6日から旧正月休場

また中西氏は、日経平均が午前の後半から午後初めにかけて値を切り下げ たのは、「中国株が下落して始まったことが嫌気されたため」との見方を示し ている。この日の中国市場では、日本時間1時58分現在、中国上海総合指数 が約2%安、香港ハンセン指数は約1.5%安で取引されている。

ただ、あす6日から中国では春節(旧正月)入りし、上海市場と深セン市 場は6-12日の4営業日休場、香港市場では7日と8日の2営業日休場とな るため、この間は「午後に日本株の値動きが急変する場面は少なくなりそう だ」(中西氏)。

業績低調銘柄に売り、兼松やコナミは高い

07年4-12月期の連結純利益が前年同期比13%減の435億円となった三 菱地所が午後に入り7.1%安まで売られている。菱地所は好調が続くオフィス ビル賃貸が収益拡大をけん引しているが、前期に米不動産仲介子会社の売却を 計上した影響で減益となった。連想的な売りが他の不動産株にも広がっており、 東証不動産株指数は、33ある業種別指数の中で値下がり率2位。

主力の自動二輪車事業が国内や北米でさえないなどとして、今期の連結営 業利益が前期比19%減の1030億円と、8年ぶりの減益になる見通しとなった ヤマハ発動機には売りが殺到しストップ安。

半面、4日に08年3月期通期の連結純利益予想を上方修正した兼松が 10%超上昇、毒入り中国製冷凍ギョーザ問題で揺れているJTは大幅続伸。こ の日取引終了後に業績発表を控えるコナミは午後に一段高となっている。

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