豪ドル:年末までに1豪ドル=0.77米ドルに下落も-BNPレデカー氏

フランス最大の銀行BNPパリバは、オース トラリア・ドル売りを勧めている。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住 宅ローン危機の影響が、オーストラリアの金融市場に及んでいる兆候が強まって いることが背景にある。

通貨戦略世界責任者のハンスギュンター・レデカー氏は、豪ドルが今年末ま でに1豪ドル=0.77米ドル、09年末までに0.65米ドルまで下落するとみている。 5日の外国為替市場で、豪ドルは日本時間午前7時44分現在、1豪ドル=

0.9069米ドルで取引されている。前日のアジア時間遅くは0.9078米ドルだった。

豪ドルは過去1年間で米ドルに対し17%上昇し、ブルームバーグ・データ によれば、パフォーマンスは主要16通貨中で上から3番目となっている。商品 価格の上昇や17年連続で拡大しているオーストラリア景気を背景に、豪ドルは 投資家を引き付けてきた。ただ、最近発表の経済指標では一部で弱い数字が示さ れており、米景気減速の影響が世界全体に広がるなか、豪景気鈍化の可能性を示 している。

レデカー氏は4日のインタビューで、「市場は現在豪ドルを選好しているが、 すぐに熱は冷めるだろう」と分析。「オーストラリアが世界金融市場の混乱の影 響を免れる方法はない。われわれは豪ドルに対して弱気だ」と語った。同氏は、 07年末までに円が上昇すると正確に予想した。