ワコール株が大幅高、アジア伸長とPJ貢献期待-野村証「中立」継続

婦人下着国内首位、ワコールホールディン グスの株価が商いを伴って大幅続伸。前日比119円(7.9%)高の1620円まで 買い進まれ、2007年1月22日以来、約1年ぶりの高値を付けた。経済発展が続 くアジアで販売を拡大しており、来期以降は業界平均を上回る成長を実現する とみられている。1月10日付で完全子会社化した「ピーチ・ジョン」(PJ: 東京都渋谷区)がグループ競争力を高めるとの期待もあり、買いが増えた。

午前の出来高は105万株。約定件数は401件で、平均取引サイズは2618株。 4日は終日約定件数が245件、出来高は53万7000株だったため、投資家層が 拡大している。

野村証券は4日付でワコールH株の投資判断「3(中立)」を維持。株価 純資産倍率(PBR)が1倍のため、株価の下値は限定的とのコメントを公表 した。担当アナリストの風早隆弘氏は、「PJの完全連結子会社化や中国を中 心としたアジア事業の拡大で、09年3月期は12%の営業増益が可能」とし、同 証券がカバーするファッション専門店・アパレル15社の平均(営業増益率8%) を上回ると予想する。

風早氏は、PJはアジアで事業を伸ばせる潜在力を持つと判断、「グロー バル競争を勝ち抜くにはスピード感のある事業戦略の策定と実行が求められよ う」と指摘した。

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