ねずみとアジア株、相性は吉か凶か-春節前に中国の占星術師らが予言

中国占星術師トニー・タン氏は亥(い)年の 昨年、アジア株が「ピークを付ける」との予言を的中させ、顧客は大もうけし た。今週7日の春節(旧正月)から始まる子(ね)年の今年は、相場下落を予 想する。

タン氏はシンガポールを拠点とし、かつては証券ブローカーとして働いた 経歴を持つ。「ネズミのように、素早い身のこなしで抜け目なく投資しなければ ならない。かなり厳しい年になるだろう」と語る。

3000年以上の歴史を持つ中国占星術では、12種類の動物が12年で1回り し、これに5つの要素を組み合わせて60年周期となる。タン氏によれば、今年 は「水」の生き物であるネズミが「土」と組み合わさって、不安定を示すのだ という。

実際、株式相場は下落している。MSCIアジア太平洋指数は1月に9% 安となり、月間ベースでは2001年9月以来で最悪のパフォーマンスとなった。 昨年は12%上昇していた。また、中国や香港、シンガポールを含む同地域の14 の主要市場のうち11市場で、株式指標は亥年の昨年、過去最高値を軒並み更新 した。MSCIアジア太平洋指数は同年11月1日に最高値を付けた。

タン氏は、いろんな要素がぶつかり合う「危険な」今年4月に相場が底を 付けると予言。子年の今年、相場は反転するものの、最高値更新はないという。 「亥年は最も有利かつ強い年の1つだった。その再来はない」と語る。

強気の説も

ただ、一部の占い師はタン氏より強気だ。マレーシアを拠点とする風水師 のジェイ・ヤップ氏は、今年は利益を得る多くの機会があると説く。同氏が先 月クアラルンプールで開いたセミナーには3000人以上が集まった。

ヤップ氏は「不透明感はあるが、多くの動きや成長が見込める」と語り、 商品や医療、運輸関連の銘柄に株式投資するよう勧めている。

最後に「ネズミ」と「土」が組み合わさった年は1948年2月10日から 49年1月28日までで、当時の中国は内戦状態、日本は戦後復興の最中だった。 前回の子年は96年2月19日から97年2月6日までで、MSCIアジア太平 洋指数は19%安。この年は「火」の要素が組み合わさっていた。

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