NY原油時間外:下落-米国の原油在庫が4週連続で増加との見方

ニューヨーク原油先物相場は、5日の時間外 取引で下落している。米国の石油精製会社が夏季前の定期修理で製油所の稼働 を停止しているため、6日に発表される米国の在庫統計では、原油在庫が4週 連続で増加するとの観測が高まっている。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト11人を対象に実施した調査による と、製油所の稼働率が1年10カ月ぶりの水準まで低下するなか、先週の米国の 石油在庫は220万バレル増加した可能性が高い。米経済がリセッション(景気 後退)入りすれば、銀行や金融機関の融資のデフォルト(債務不履行)が拡大 するとの見方がアナリストの間で広がったことを受け、米株式相場は4日、3 営業日ぶりに下落した。

コモンウェルス銀行(シドニー)の商品ストラテジスト、デービッド・ム ーア氏は「原油需要が季節的に低水準となるまでそう長い時間はかからないだ ろう」と指摘。「米景気の先行きの不透明さもあり、原油相場の上昇傾向は限定 的となる可能性が高い」との見方を示した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場3月限は5日の時 間外取引で、前日比最大42セント(0.5%)安の1バレル当たり89.60ドル。 シンガポール時間午前8時48分現在、89.69ドルとなっている。4日終値は、 前週末比1.06ドル(1.2%)高の90.02ドルだった。