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船井電株がストップ安、パネル調達難航で液晶テレビ苦戦-営業赤字に

AV家電中堅の船井電機の株価が売り気配で 始まり、寄り付き後は一時500円(12%)安の3560円と制限値幅いっぱいのス トップ安水準まで下げ幅を広げた。価格高騰で液晶パネルの調達が難航して液晶 テレビの採算性が悪化、今期(2008年3月期)の連結営業損益は一転して赤字 になりそうだと4日に発表した。昨年10月にも業績予想を大幅に引き下げてお り、会社が開示する業績計画に対する不信感も出て、1月16日に付けた52週安 値(3540円)に接近している。

同社IR・広報部の高中直幸氏によると、「台湾の有力パネルメーカーと提 携を結んでいるが、他のパネルメーカーからの調達量も増やそうとしたため、関 係が悪化した。パネルの世界的な品薄状態もあり、必要量が調達できなかった」 という。

パネル調達の難航から納期遅れが生じたことなどにより、今期の液晶テレビ の受注台数は計画330万台に対して260万台にとどまる見込みとなった。この結 果、連結営業損益は21億円の赤字に転落する見通し。従来予想は47億円の黒字 だった。前期実績は208億円の黒字。

また、営業外でも将来の収益予測見通しを厳格化、米販売会社を中心に繰り 延べ税金資産30億円の取り崩しを強いられ、純損益も赤字になる。

主力のブラウン管テレビやDVD再生機などの市場縮小が続く中、期待の液 晶テレビの苦戦も鮮明になった格好だ。高中氏は、「1月30日に発表した日本 ビクターとの業務提携の活用などで、業績回復の施策を検討したい」としていた。

業績予想の引き下げを受けて、ゴールドマン・サックス証券では4日、船井 電の目標株価を4400円から3800円に引き下げた。投資判断は中立を据え置いて いる。

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