【注目株】三菱重、富士通、アサヒ、NTT、武田、オリンパス(2)

5日の材料銘柄は以下の通り。

三菱重工業(7011):2011年の風力発電機の供給能力を現行から約7割増 やし、大型機約800台にあたる年2000メガワットにすると5日付の日本経済 新聞朝刊が報道した。11年に4000億円の売り上げを目指すという。

富士通(6702):5日付の日本経済新聞朝刊は、同社が次世代高速無線通 信ワイマックス(WiMAX)の分野で、米通信機器大手エアースパン・ネッ トワークス(フロリダ州)と提携する方針を固めた、と報じた。通信関連の機 器や技術を共同開発するほか、販売網の相互活用を検討するという。両社は週 内にも発表すると伝えている。

アサヒビール(2502):M&A(企業の合併・買収)などの手段を通じ、 早期に最大で連結売上高3兆円を目指す、と5日付の産経新聞が伝えた。規模 の拡大だけでなく、営業利益率でも7%を最低ラインとし、10%を視野に経営 効率化を進めるという。

船井電機(6839):今期(08年3月期)の連結業績予想を大幅に下方修正 し、純損益見通しを5億円の黒字から74億円の赤字とした。価格競争激化に よる液晶テレビの採算悪化などが理由。純損益の赤字は2年連続となる。前期 は37億円の赤字だった。

アサツー ディ・ケイ(9747):今月中にも広告大手の英WPPと合弁で、 インドに広告会社を設立すると5日付の日本経済新聞朝刊が伝えた。日本の広 告市場が伸び悩む中、需要の急拡大が見込める新興国市場を開拓する。

東京スター銀行(8384):投資ファンドのアドバンテッジ・パートナーズ は4日、1株36万円で実施する計画の東京スター銀行株式のTOB(株式公 開買い付け)期間を2月5日から3月6日までの22営業日とすると発表した。 米投資ファンドのローンスター保有の68%分を含め、全株式の取得を目指す。

サッポロホールディングス(2501):米系投資ファンドのスティール・パ ートナーズからTOBによる買収提案を受けている同社は4日、スティールの 提案について、特別委員会による意見書を受領したと発表した。特別委は、ス ティールが買い付けを行う場合「サッポロHDの企業価値を毀損し、株主の共 同の利益を著しく害する恐れは大きい」と評した。一方、スティールが「乱用 的買収者」か否かについては「判断する必要はない」とした。

ヤマハ発動機(7272):インドネシアに二輪車の新工場を建設する見通し。 08年中の稼働を目指し、10年までに同国での二輪車生産能力を現在の約4割 増にあたる年間300万-320万台に引き上げる。5日付の日本経済新聞朝刊が 報じた。

NTT(9432):07年10-12月期連結業績は、純利益が前年同期比

6.0%増の1257億円となった。稼ぎ頭である携帯電話のNTTドコモの純利益 が、端末販売方式の変更などにより同38%増えたことが寄与した。

武田薬品工業(4502):世界最大のバイオ医薬品メーカー、米アムジェン の日本法人(東京都千代田区)を買収すると発表した。臨床開発品目でライセ ンス契約を締結。アムジェンが開発した新薬候補物質の日本での開発・販売権 などを取得し、バイオ医薬品の強化を図る。

オリンパス(7733):08年3月期の連結営業利益予想を1250億円から 1200億円に下方修正した。想定為替レートを円高方向で見直したほか、デジカ メの単価下落、北米中心とした出荷の落ち込みが要因。

インデックス・ホールディングス(4835):タカラトミー(7867)との業 務提携、およびタカラトミーを引受先とする第三者割当増資(15万5460株) を行うと発表。業務提携の一貫として「総合版権プロデュース会社」を設立す る。タカラトミーは6.66%を保有する第2位株主となる。

三菱レイヨン(3404):08年3月期業績予想を引き下げた。連結経常利益 予想は前期比38%減の360億円(従来予想445億円)。原燃料価格の高騰や円 高から事業環境が悪化する一方、製品価格の是正が思うように進んでいないと いう。

富士重工業(7270):07年10-12月期の連結純利益は前年同期比23%減 の100億円。海外販売が好調で営業利益は2年ぶりの増益となったが、前の年 に厚生年金基金の代行返上益を計上した反動で純利益は2年ぶりの減益となっ た。

三井造船(7003):07年4-12月期の連結純利益は、前年同期比31%減 の103億円。営業利益は同2.4倍となるなど造船を軸に本業は好調だったが、 特別損益で前年同期の巨額な関係会社株式売却益が消滅した一方、固定資産圧 縮損などを計上し、純利益は大幅減益となった。

三井ホーム(1868):07年4-12月期純損益は29億1700万円の赤字と なり、前年同期(21億8700万円の赤字)に比べて赤字幅が拡大した。不動産 事業やインテリア商品販売事業の売り上げは順調ながら、建築請負事業での売 り上げ減が響いた。

ダイドーリミテッド(3205):08年3月期の連結営業利益は前期比12% 減の10億円と、従来計画16億円に対して減益に転じる見通しとなった。ダイ ドーインターナショナルのOEM(相手先ブランドによる製造卸)の計画未達、 中国現地法人での羊毛原料の高騰などが利益を押し下げる。ただ、特別利益計 上で最終利益予想は変更しないことから、期末の配当予想は58円(従来55 円)へと引き上げた。

三菱ガス化学(4182):07年4-12月期の連結営業利益は前年同期比 13%増の375億9700万円となった。メタキシレンジアミンや高純度イソフタ ル酸など芳香族化学品の販売が好調だったほか、プリント配線板用材料などの 特殊機能材も伸びた。

大阪チタニウムテクノロジーズ(5726):07-09年度の設備投資額を510 億円から650億円に拡大させると発表した。事業拡大のための用地取得のほか、 チタン需要拡大への対応、環境・エネルギー関連製品などの工場の移転集約、 スポンジチタン新製錬法のパイロットプラント建設などが柱。

日本製鋼所(5631):07年4-12月期の連結純利益は前年同期比42%増 の125億6500万円となった。発電プラント用部材などで売り上げが伸びたう え、コスト改善や増産効果も利益を押し上げた。

エス・イー・エス(6290):景気全体への不透明感から、半導体メーカー の設備投資が08年度へずれ込む可能性が高まっている。売り上げ減少に原材 料価格上昇も重なり、08年3月期連結経常利益は4億5000万円と従来計画 (20億6000万円)を大きく下回る見込み。年間配当予想も12円50銭(従来 25円)へ引き下げた。

ユナイテッドアローズ(7606):1月の既存店売上高は前年同期比0.2% 減と前月(07年12月同1.7%減)から改善した。昨年に比べて気温が低い日 が多かったことで、秋冬物衣料のセールでの在庫消化が順調に進んだ。

三菱地所(8802):持ち分法適用会社でオフィスやションピングセンター などの運営を行うサンシャインシティをTOBで連結子会社化すると発表。協 働体制を強化し、経営資源を相互補完、有効活用するのが狙い。5日から3月 13日まで、サンシャインシティ株を1株1300円で買い付ける。買付代金は最 大139億円で、買付後の議決権比率は60%。

アスクル(2678):投資ファンドのオービス・インベストメント・マネジ メントが同社株を買い進め、株式総数の5%超を保有していることが4日明ら かになった。保有目的は「ファンドの資産運用のための投資」としている。

ファーストリテイリング(9983):ユニクロ事業の1月の既存店売上高は 前年同月比0.9%減となった。月次での前年割れは昨年9月以来、4カ月ぶり。