米シタデル:オプション部門とヘッジファンドを分離-IPO準備か

ケネス・グリフィン氏が率いる資産運用会社、 シタデル・インベストメント・グループは、ヘッジファンド事業とオプション 値付け事業を分離した。株式公開に向けた準備である可能性がある。

規制当局への届け出によると、シタデルは今年初めに、オプションのスペ シャリスト(値付け業者)であるシタデル・デリバティブズ・グループと、証 券売買を手掛けるオフショアファンド部門を分離した。金融サービス業界コン サルタントのジョシュ・ガルパー氏は、分離は両事業の株式公開を容易にする 可能性があると指摘。また、シタデルのヘッジファンドがオプションの値付け 業務との関連によって利益を得ているとの懸念払しょくにつながるとの見方を 示した。

ボディア・グループのマネジングパートナーの同氏はインタビューで、事 業分離により「法的に明確さが増す」として、「自己勘定で取引するヘッジファ ンド部門が、スペシャリスト部門の小口顧客に不利になる取引をしていると思 われるようなことは誰も望まないだろう」と述べた。

シタデルのジェラルド・ビーソン最高財務責任者(CFO)は1月3日付 の米誌ビジネス・ウィークとのインタビューで、「拡大に向けた取り組みの副産 物として」新規株式公開(IPO)を検討する可能性があると語っていた。全 社のIPOを目指すか、一部事業の株式を公開するかには触れなかった。