仏財務相:ソシエテの内部管理は明らかに失敗、銀行は監視強化を(2)

フランスのラガルド財務相は4日、トレー ダーの不正取引で49億ユーロ(約7800億円)の損失を出した仏銀大手ソシ エテ・ジェネラルの内部管理が「明らかに」失敗していたと述べ、銀行各行に 監視体制の強化を求めた。

同相は、ソシエテ・ジェネラルの元トレーダー、ジェローム・ケルビエル 容疑者(31)が欧州の株価指数先物取引でどのようにして500億ユーロもの ポジションを積み上げたかを調査し、報告書をまとめた。そのなかでラガルド 財務相は、銀行が個々の取引の有効性を監査し、トレーディングと会計部門を さらに区別すよう努めるほか、従業員のトレーディング規模に制限を設けるこ とを求めた。

ラガルド財務相はパリで記者団に対し、「ソシエテ・ジェネラルの内部組 織の一部は明らかに機能しておらず、機能している組織も適切な措置で検証さ れていなかった」と話した。

同報告書はまた、銀行が監督基準を満たさなかった際に銀行委員会が科す 罰金の引き上げを提言。ラガルド財務相はこの件について協議するため銀行監 査関係者を招集した。

調査ではソシエテ・ジェネラルによる管理の過失とフランス銀行(中央銀 行)のノワイエ総裁が政府に巨額損失の事実を報告するまで3日間待った理由 が焦点となった。ラガルド財務相は守秘義務の必要が報告遅延の背景と考えら れるが、政府により早く知らせたほうが「望ましかった」と述べた。同相は、 政府と銀行監督当局との間で今後、より「的確」な話し合いを求めていくと語 った。

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