アジア株:3日続伸、M&A増加観測で-リオやアリババが高い

4日のアジア株式相場は3営業日続伸。MS CIアジア太平洋指数は3週間ぶりの高値に上昇している。中国のアルミ大手チ ャイナルコによる英豪系リオ・ティント株式の取得で、M&A(企業の合併・買 収)が増加するとの観測が強まった。

豪鉱物探査会社フォーテスキュー・メタルズ・グループは、株式売却で中国 政府と交渉したとの報道を受け上昇。中国の企業間オンライン取引サイト運営会 社、アリババ・ドット・コムは、同社の株主である米ヤフーにマイクロソフトが 買収を提案したことを好感し買われた。また中国株式市場では、同国政府が最近 の相場下落を受け株式投信の設定を解禁したとの報道から、CSI300指数が大 幅高となっている。

CJアセット・マネジメントで16億ドル相当の世界株運用に携わるクリス チャン・ジン氏は、「株価は信じられないほどの安値だ」と指摘し、「新興市場が 厳しい時期を抜け出せない先進国市場の企業を買収するといった傾向が見られる かもしれない」との見方を示した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時53分現在、前週末比2.1% 高の148.13。このまま終了すれば、1月15日以来の高値となる。同指数は、信 用市場の損失や米景気減速のなか、年初来では6.1%安となっている。日経平均 株価の終値は同362円54銭(2.7%)高の1万3859円70銭。香港のハンセン指 数は3.3%高。このほかのアジア市場でも、全面高となっている。